線虫の尿がん検査の費用は?実用化はいつ?発見率は?

ガンは我々にとって怖い病気のひとつで、早期発見が一番の治療と言われていますが、最近、簡単な尿検査で高い発見率を誇る線虫のガン発見検査法が話題になっています。

九州大学の広津崇亮助教授のもとで研究され、日立製作所開発の機器で2020年実用化されるめどが付いてきたようです。

どのような理屈で発見され、費用はどれくらいかかるか、気になる点を調べてみました。

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線虫て何?どんな生物?

線虫ってあまり聞き覚えが有りませんね。
体長0.3~1mmの大きさの細長い無色透明の糸状、わかりやすく言えばイトミミズのような形をした生き物です。正式には線形動物と言われ、学名はネマトータというそうです。

体内には骨は無くクネクネと動きますが、器官はちゃんと有るため食事して消化することは出来ます。
種類は2万〜1億種存在し、地球上の生命体の15%をも占めるようです。
土の温度が10度以上で活動が活発になるので、3〜10月に主に活動します。

ヒトに関係する線虫といえば、回虫やギョウチュウがそれに該当します。
「あぁ、あれかぁ〜」って感じですね。
最近はお目にかかりませんが、昔はギョウチュウ検査って小学校でやらされましたよね。

犬であればフィラリア。毎年春から年末までフィラリアの薬を毎月1回、飼い犬に与えるのは
犬を飼っている方は、よくご存知だと思います。
あとは、植物に寄生して植物を枯らしてしまったりなど、

動物にとっても植物にとっても、本来は嫌われ者の生き物なのですが
ヒトのガンを発見してくれるということで、俄然脚光を浴びてくることになりました。

線虫の尿ガン検査って?発見率って高いの?

では、ガン検査って具体的にどのような仕組みなのでしょうか?
ガンを疑われる人の尿を採取して、それを元に検査は行われます。

九州大学大学院研究グループが発表したところによると、
線虫が50〜100匹入った容器に尿を一滴垂らすと、
それが、がん患者の尿であれば線虫は好んで集まってくるとのことです。

がん患者でなければ見向きもせず遠ざかるようで、尿に集まるかそうでないかで、
ガンの発見が可能ということです。その発見率は、なんと95%ですごく高い確率と言えます。
線虫は大腸菌やバクテリアをエサとしていますが、そのにおいがガンのにおいとよく似ているようで、
それでがん患者の尿に寄ってくるようですね。

このことを発見されたのは、
線虫博士と呼ばれる、九州大学大学院の広津崇亮助教授で、
東京大学理学部を卒業後、20年以上にわたり線虫の嗅覚について研究解析されています。
線虫の嗅覚の受容体の犬の約1.5倍ということで、尿の匂いでがん患者かそうでないかを嗅ぎ分けられる、
ということを発見されました。

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線虫の実用化はいつ?その費用は?

では、実際に実用化されるはいつごろで費用はどれくらいかかるのでしょうか?
今現在の検査では、検査の精度に熟練の技術が必要で3〜4人分の検査が限界のようです。
そのため実用化には遠かったのですが、
なんと、2020年に実用化のめどが立ったようです。

その訳は、これまで人の技術に頼っていた解析を自動で解析するシステムを日立製作所が
開発したからです。
その結果、一日で300〜400人の検査が出来て、その日のうちに結果が判明できることが可能になりました。
従来の約100倍ということですね。

従来のガン発見検査と比べてのメリットは、

・尿一滴で検査が可能であること。
・線虫のガン発見率は95%の高確率であること。
・費用は数千円に抑えられそう(目標値)なこと(現在のがん総合検診は約10万円の費用がかかる)

と、いい事ずくめです。

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線虫のガン検査の今後の課題

上に述べたように良い事ずくめの線虫のガン検査ですが、
現在のところ、ヒトがガンにかかっているか否かは判断できても、
ガンの種類の判断まではわからないというこです。

今後は、単に発見だけでなく種類まで特定できるように、研究は進めらていくようですね。

まとめ

早期発見が一番重要といわれるガンにおいて、簡単で素早く結果がわかり、
費用も安くできる検査が確立されるというのは心強いですね。

一日も早く実用化されることを望みたいです!

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コメント

    • 小貫 道雄
    • 2017年 9月 14日

    私は77歳で5年ほど前から前立腺肥大症で、泌尿器科に1ケ月に1度通院しています、
    先日、保険会社のセールスから尿で線虫という虫を使ってガンを調べることが、できる、
    というはなしを聞きました、詳しい内容ではなかったため、通院先の泌尿器科の先生に
    この話をし、毎月尿の検査をしているので、いつになったら札幌市でも線虫検査が、
    出来るようになるのか聞いたところ、先生はこの件はまったく知らないといってました、
    泌尿器科の病院では行く度毎に尿を検査して前立腺ガンをチェツクしているのに、
    線虫でガンの検査ができるようになる話は泌尿器科の先生たちには、伝わっていないのでしょうか
    不思議なきがしました、保険会社のセールスでも知っているのにと、思います、
    札幌市でもガンの検診は安価でやってくれていますが、便からで大腸ガンのみとの事、
    線虫を使った安価でスピーデーなカンの検査が1日でも速くできる事をきたいしています。

      • hmday
      • 2017年 9月 24日

      ご意見、ありがとうございます。

      手作業での検査は効率が悪すぎて、効果が高いと実証されても、現実的ではなかったようです。

      日立製作所という、世界のトップ集団が力を注いだ検査機器の開発が、もうすぐ実ろうとしているようです。

      ガンという怖い病も、早期発見さえ出来れば、高確率で治癒する時代です。

      線虫のガン検査が、日本中どこでも安価に行われることを、望むばかりですね。

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