全身のかゆみと湿疹の原因と症状 子どもや幼児・赤ちゃんは?

突然、全身にかゆみの症状と発疹がでてきたら、すごく心配ですね。
単なるじんましんなら、まだ安心ですが、何か怖い病気だったりしないか不安になると思います。
全身にかゆみと発疹が出る場合に考えられることや、子どもや幼児の場合は何の原因が多いのか、をまとめてみました。

ただし、自分でおおまかな判断も必要ですが、全身に出る場合は、アレルギー性や感染性の疑いも有りますので、病院の診断も必ず受けることをおすすめします。

全身のかゆみと湿疹で考えられる病気は?



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じんましん
皮膚のアレルギー反応のひとつで、赤い発疹がカラダのいろいろな部位に突然現われて、強いかゆみを伴います。
数時間以内から半日、一日以内に症状はおさまりますので、掻かないようにすることが大事です。
湿疹との区別は、症状がその日のうちに治まってくるかどうかで、とりあえず判断できます。
湿疹は症状がすぐにおさまってきません。原因は検査しないとわからないことが多いです。

じんま疹の原因は、
内的な要因として、食べ物、薬剤、細菌・ウイルス感染、血液疾患が考えられます。
外的な要因としては、物理的刺激や精神的なストレスなど、その他いろいろなことが考えられます。

食べ物や薬剤などによる蕁麻疹は、アレルギー性である場合が多く、特定の食べ物や薬剤を摂取すると、そのたびに症状が現れます。
物理的刺激は、軽度の圧迫が続いたり、機械的な刺激、温熱・寒冷、日光、発汗などが有ります。

また、その日におさまっても、発疹が4週間以上にわたり繰り返し出てくる場合は、慢性じんま疹と呼ばれます。

疥癬(かいせん)
疥癬というのは、ヒゼンダニ(別名:疥癬虫)と呼ばれるダニが皮膚に寄生して起こります。
これまでは性行為による感染が主でしたが、最近は高齢者の介護を通じて感染し、施設内や家族内でも感染するので、注意が必要です。

ヒゼンダニは小さなダニで、肉眼では確認しにくい大きさです。
腋(わき)の周囲、腹部、陰部などにぶつぶつが出て、強いかゆみを伴います。夜により痒くなるのが特徴です。
手首や指に、疥癬トンネルと呼ばれる細くて灰白色で数mmの線状の皮疹(ひしん)というものがみられます。

体部白癬(たいぶはくせん ゼニタムシ)
手足や股の部分を除いた皮膚に起こる、白癬菌(はくせんきん)感染症。
足で言うところの水虫ですね。水虫の方に発症することが多いです。かゆみは強いことが多いようです。

アトピー性皮膚炎
全身の皮膚の乾燥と、鳥肌のような丘疹(きゅうしん)が固くなって、ザラザラした肌になります。
かゆみも伴います。昔は子どもの病気という認識でしたが、最近は大人の方にも非常に増えています。

接触皮膚炎
皮膚への物質の刺激、または接触によるアレルギーがもとでおこる皮膚の炎症です。

刺激によるものは、急性の毒性皮膚炎と、弱い刺激の繰り返しが原因による慢性の皮膚炎に分かれます。
アレルギー性は、ある物質にアレルギーをもつ人の皮膚に、その物質が接触すると起こる皮膚炎です。
触れるだけでは大丈夫なのに、そこに光が当たると発症する光アレルギー性皮膚炎もあります。

・急性毒性皮膚炎:
酸、アルカリなどの家庭用・業務用化学物質、灯油やガソリン、有機溶剤。
使用法を誤ると皮膚炎を起こしやすくなります。

・慢性刺激性皮膚炎:
肌着との摩擦(まさつ)、洗剤・リンスなどの弱い刺激の繰り返し。

・アレルギー性接触皮膚炎:
化粧品、毛染め料、香水、アクセサリーの金属、ゴム製品や皮革の加工に使われる化学物質、植物、果実、外用薬・消毒薬・点眼薬など。



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貨幣状皮膚炎
足のスネ、腕、体幹部に10円玉くらいの大きさの湿疹が複数現れて、強いかゆみを伴います。
原因は、皮膚の乾燥によるものが多く、秋から冬にかけての空気の乾燥や、暖房によって症状が悪化します。金属アレルギーや扁桃腺炎、歯周病からの細菌感染が原因で起こることもあります。

小さな丘疹(きゅうしん)が少しずつ大きくなって、10円硬貨〜鶏卵くらいの大きさになり、形は円や楕円、色は茶褐色の湿疹が現れます。
最初は足などの下肢、すねの部分が顕著で、やがて腕や体幹に広まります。強いかゆみを伴うため、睡眠不足になるくらいの人もいます。

表面がじくじくしたり、かさぶたになることを繰り返しますが、乾燥によるものは、春から夏にかけて症状は軽減します。

乾皮症、皮脂減少性皮膚炎
乾皮症:年齢とともに皮脂が減っていくことによって、皮膚が乾燥した状態で粉を吹いたようになります。下肢や体幹、上肢などの皮膚に起こります。
乾皮症に、丘疹やぶつぶつなどの皮膚炎とかゆみが加わると、皮脂減少性皮膚炎といいます。

年齢とともに皮膚の皮脂が減っていくことが大きな原因ですが、30歳ころから増えてきます。皮膚の角質にあるセラミドや皮脂などの油成分が減少して、皮膚の水分が蒸発して肌が乾燥しやすくなります。

皮膚が乾燥すると、表面にできた細かいひび割れに汗などがしみ込み、かゆみや皮膚炎を起こします。夕方から夜、暖房やお風呂、布団や電気毛布などの使用によって血液循環が良くなると、痒みが悪化してきます。

季節で言えば、空気の乾燥する秋から冬〜春先までかゆみが続きますが、夏にはかゆみもおさまります。

水疱性類天疱瘡
高齢者に多くみられ、かゆみを伴った赤い斑点(紅斑)のなかに、大きな水ぶくれが出きてきます。体のどこにでも現れ、水ぶくれが破れると、ただれていたのが治ってきます。
気がつくとカラダじゅうに水疱が出来ていて、数が増え続けます。水疱が小さくて赤いものは湿疹と区別がつきにくいです。

扁平苔癬
四肢などの手足の関節、陰部などにできる、紫紅色で平らに盛り上がった多角形の発疹で、かゆみもあります。エンドウ豆大の大きさで、表面はロウのような光沢になって、手の背や手足全般に多く現れます。
原因はよくわかっていませんが、リンパ球の一種が皮膚の細胞を攻撃するためと考えられています。消滅後は色素沈着が残ります。

扁平苔癬型薬疹(やくしん)
見た目は、扁平苔癬のような発疹ですが、薬剤が原因で生じたものは、扁平苔癬とは区別されます。カラーフィルムの現像液に触れることで発症するのが有名でしたが、最近では、C型肝炎、エイズなどの感染症の合併症として知られています。


子どもと幼児・赤ちゃんの全身の湿疹は?



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子どもや幼児・赤ちゃんで全身に湿疹が出た場合は、大きく分けて、
乾燥による湿疹あせも・とびひアトピー性皮膚炎が考えられます。
(湿疹と違って、全身のじんましんの場合は、数時間〜半日、一日以内におさまります。ページ上記の「じんましん」の欄、参照してください)

乾燥による湿疹と、汗が原因になるあせもとは、原因が対称的ですが、対処法がはっきりしています。

乾燥湿疹:赤ちゃんや幼児の肌はとても乾燥しやすいです。秋冬〜春先の暖房などによる乾燥は要注意ですね。それ以外でも、常に乾燥には注意が必要です。
赤ちゃん用のスキンクリームや、紫外線の強い5月以降の夏場は紫外線対策も必要ですね。
昔と違って、日焼けしている子どもが健康的という概念はすっかり無くなってしまいましたね。

あせも:汗が原因になるので、とりあえずこまめに汗を拭いてあげることが肝心です。夏場に起こりやすので、こちらも紫外線対策には気をつけてください。
とびひ:あせもを引っ掻いた傷や、すり傷から菌が入って、かゆみのある水疱やかさぶたができます。かき続けると伝染性のため全身に広がります。伝染性膿痂疹と呼ばれます。

アトピー性皮膚炎:アトピー性皮膚炎と診断された子どもさんは、最近特に増えているようです。治療法も確立はされてはいますが、治りにくい子どもさんが多いのも事実ですね。
民間の療法もいろいろ有りますが、まずは専門医に診てもらうことが大切です。原因が特定できると、対処はしやすくなります。


子どもと幼児・赤ちゃんの、かゆみが無い全身の湿疹は?

発熱を伴う場合、下記のような病気が疑われます。

はしか:発熱、鼻水、くしゃみ、せきといった風邪の症状がでてから、数日後に発疹が、顔→脚→手→全身に広がる。口内に白い発疹(コプリック班)。
熱は40度前後まで上がるが、1週間程度で治まってきます。肺炎や脳症に至ることも有りますので、ワクチン接種は大事です。

水ぼうそう:37~40度ぐらいの発熱と、水っぽい赤い発疹が胸・背中・おなかから、顔や手→手のひら、足→足の裏、陰部、口の中、頭皮まですみずみまで広がります。4~5日経つとカサカサに乾いてきて、黒いかさぶた状のものが増え、感染力は落ちてきます。全ての発疹がかさぶたに変わるのに、一週間近くかかります。

溶連菌感染症:39〜40度の突然の発熱と、喉のはれ・痛み・嘔吐・頭痛・腹痛などの症状が現れ、最初からもしくは1~2日後に、かゆみのある赤い小さな発疹が首・胸・手足→全身へと広がります。2日くらいで、イチゴ舌と呼ばれる赤いブツブツができます。

風疹:赤い小さな発疹が全身に出て。首や耳の後ろのリンパが腫れます。
発熱や軽いせきが出ることもありますが、症状は軽いことが多く、3~4日くらいで発疹が消えます。

突発性発疹:原因不明の38~40度の高熱が3日程続く。熱が下がり始めると、点~小豆ぐらいの赤い発疹が全身に出てきます。
発疹は3日くらいで消えますが、熱性けいれんを起こしやすいので注意してください。

手足口病:手のひら・足の裏・おしり・ひざに赤い発疹ができて、口の中にも痛みを伴う小さな発疹ができます。

りんご病:左右の頬がリンゴのように、赤くなる。1~2日経つと、腕や太ももにまだらなレース状の赤い発疹ができてきます。熱は微熱です。3~4日で発疹は消えていきます。

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